先に結論から言います。スノボの道具のなかで、一番フィットが命なのがブーツです。板やウェアよりも、ここを妥協すると一日中足が痛くて、滑りそのものが楽しくなくなります。
選ぶときに見るべきは、「サイズ(必ず試し履き)・硬さ(中間)・締め方(BOA)」の3つ。この記事では、10年滑ってきた僕が、その選び方と——買って後悔した自分の失敗談を、正直に話します。ブーツで同じ痛い目に遭わないための一本です。
ブーツは、道具のなかで一番「フィット」が大事
まず大前提として、ブーツはケチっちゃいけない装備です。
理由はシンプルで、足に合っていないブーツは、とにかく痛いから。滑っている最中に足が痛くなると、集中できないし、そもそも滑るのが嫌になります。しかも、フィットが甘いと力が板に伝わらないので、上達も遅れます。
板やウェアは多少妥協してもなんとかなりますが、ブーツだけは”自分の足に合うか”を最優先にしてください。ここから、その具体的な見方を3つの軸で話します。
①サイズ ── 必ず「試し履き」して決める
これが一番大事です。ブーツのサイズは、必ず試し履きして決めてください。
というのも、足の形って本当に人それぞれなんですよね。同じ26cmでも、幅が広い・甲が高い・かかとが細い……とバラバラ。だから、ネットのサイズ表の数字だけで買うと、「サイズは合ってるはずなのに痛い」ということが普通に起きます。
もうひとつ知っておいてほしいのが、ブーツは履き込むと少し緩んでくること。なので、試し履きの時点では「少しキツいかな?」くらいがちょうどいい目安です。ブカブカのものを選ぶと、滑っているうちに足が中で動いて、痛みや靴擦れの原因になります。
実際、僕もフィットが甘いと、滑っているうちに足が痛くなるのを何度も経験しています。だからこそ、サイズとフィットの確認はここまでしつこく言っています。
「近くに試せるお店がない」という人へ。 その気持ちはすごく分かります。その場合は、サイズ感のレビュー(「大きめ」「小さめ」等)を必ずチェックして、サイズ交換・返品に対応しているショップで買えば、通販でも失敗のリスクをかなり下げられます。ブーツこそ、返品できる安心感のある店で選んでください。
②硬さ(フレックス) ── 初心者は「中間」
ブーツにも硬さ(フレックス)があります。ここは、初心者は中間くらいがおすすめです。
- 柔らかめ:動かしやすくてラク。グラトリ向き
- 中間:オールラウンドに使えて、初心者〜中級まで長く使える
- 硬め:反応が速くて高速安定するけど、初心者には扱いにくい
板と同じで、「柔らかければ初心者向き」とも言い切れません。硬すぎると扱えないし、柔らかすぎると物足りなくなる。迷ったら中間にしておけば、上達の過程でも困りにくいです。
③締め方(締めるシステム) ── BOAがおすすめ【僕の失敗談】
ブーツの締め方には、大きく3タイプあります。BOA(ダイヤル式)・紐(レース)・クイックレース。結論、初心者にはBOA(ダイヤル式)がおすすめです。
ここで、僕の正直な失敗談を。
僕は昔、「細かく微調整できるほうがいいだろう」と思って、紐で引っ張って締めるタイプのブーツを選んだんです。理屈では、自分の好みのキツさに調整できて良さそうに見えました。
でも、実際に使ってみたら——これが地味にめんどくさかった。スノボって、リフトや休憩のたびにブーツを緩めたくなるんですが、紐タイプだと緩めて、また締め直すのがいちいち手間。寒いゲレンデで手がかじかんでいると、この作業が本当におっくうになるんですよね。
その点、BOAはダイヤルをカチカチ回すだけ。締めるのも緩めるのも一瞬だし、グローブをしたままでもできる。「微調整できる」メリットより、「毎回サッと締め外しできる」ラクさのほうが、実際に滑る場面では圧倒的に効いてきます。だから今は、初心者にはBOAを勧めています。
初心者向けのBOAブーツなら、たとえばこのあたりが選びやすいです。
まず手頃で扱いやすいのが、BURTONのMoto BOA。BOAダイヤルで着脱がラクなうえ、価格も抑えめで、初めてのマイブーツにちょうどいいバランス。ワイドモデルなので、甲高・幅広の人にも合わせやすいです。
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もう少し良いものを、という人には RIDEのLASSO PRO。ダブルBOA(上下を別々に締められる)でフィットを細かく調整でき、作りもしっかりしています。長く使うことを見据えるなら、こういう上位モデルもアリです。
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どちらを選ぶにしても、可能なら一度試し履きを。サイズとフィットだけは、現物で確かめるのが一番確実です。
試着できるショップ・返品対応の通販を活用しよう
「近くにスノボ専門店があるか分からない」という人へ。スノーボード用品を幅広く扱う専門ショップなら、実店舗で試し履きできることもあるし、通販でもサイズ交換・返品に対応していることが多いです。フィットが命のブーツこそ、こういうお店を活用すると失敗を避けやすいです。
やりがちな失敗 ── 「安さ・見た目」で選ぶと痛い目に
最後に、ブーツで後悔しがちなパターンをまとめておきます。
- 安さだけで選ぶ:安いブーツはクッションが薄かったり、作りが甘かったりで、足が痛くなりやすい。すぐヘタることも。ブーツは”痛みに直結する”装備なので、ここをケチると本当に後悔します
- サイズを間違える:大きすぎて足が動く/小さすぎて指が当たる。試し履きしないと起きがち
- 硬すぎるものを選ぶ:見た目やスペックで上級者向けを選ぶと、初心者には扱いにくい
要するに、「サイズ・硬さ・締め方」を自分に合わせて選び、試し履きで最終確認する。これさえ守れば、ブーツ選びで大きく失敗することはありません。
まとめ
スノボブーツの選び方、要点はこれだけ:
- フィットが命:道具のなかで一番大事。ここは妥協しない
- サイズ:必ず試し履き。履くと緩むので最初は少しキツめが目安
- 硬さ:初心者は中間がちょうどいい
- 締め方:BOA(ダイヤル式)がラク。紐タイプは締め外しが地味に手間(僕の失敗)
- 失敗回避:安さ・見た目だけで選ばない
ブーツが自分の足に合うと、滑りの快適さも上達スピードも変わります。まずは一度試し履きを。近くに店がなければ、レビューを確認して返品対応の通販で。道具全体の揃え方は「社会人スノーボーダーの道具の揃え方」にまとめているので、そちらも合わせてどうぞ。
── Riv

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