先に結論から言います。大人がスノボ道具を揃えるなら、順番と予算配分はこれでOKです。
- 最初に自分用で買うなら「ウェア」から
- お金をしっかりかけるのは3大装備=ブーツ・板・ウェア(とくにブーツ)
- 小物(ゴーグル・グローブ・プロテクター)は最初は安くていい。ただしプロテクターだけは必ず付ける
- 買い始めるタイミングは「続ける」と決めたら早めに
僕はスノボを10年やっていて、道具は一通り自分で揃えて、失敗もしてきました。この記事は、その10年ぶんの結論を「何から・いくらで・どの順で揃えるか」の地図としてまとめたものです。細かい各道具の選び方は専用記事にゆずって、ここでは全体像と優先順位を掴んでください。
大前提:最初は全部レンタルでいい
いきなりですが、始めたばかりなら道具は全部レンタルでOKです。
スノボは道具一式そろえると、それなりの出費になります。まだ「続くかどうか分からない」段階で全部買うのは、正直もったいない。ゲレンデでレンタルすれば、板・ブーツ・ウェアまで一通り借りられます。まずはそれで数回滑ってみて、「これは続けるな」と思えてから揃え始めても、まったく遅くありません。
目安として、レンタルは1回だいたい4,000〜6,000円くらい。何回か行くうちに「毎回借りるのもなあ」と思い始めたら、それが買いどきのサインです。
何から買う? ── 僕の結論は「まずウェア」
ここが、この記事で一番言いたいところです。
「スノボ道具は何から買うべきか」で調べると、たいてい「ブーツが最重要」と出てきます。これは正しいです。ブーツはフィットが命で、合わないと痛いし上達もしない。お金をかける価値が一番高い装備なのは間違いありません(詳しくは後述)。
でも、”最初に自分用で買う順番”としては、僕はウェアから勧めます。 理由はこうです。
- レンタルウェアは、正直イマイチなことが多い。サイズが微妙、デザインが選べない、防水・防寒がヘタっている個体もある
- ウェアの快適さは、その日一日を左右する。寒い・濡れると、滑り自体が楽しくなくなる
- 逆に、板とブーツはレンタルでも初期はそこそこ使える。上達の初期段階なら、借り物でも大きな不満は出にくい
だから、「まず1つ自分のを買うなら?」と聞かれたら、満足度とテンションが一番上がるウェアから、というのが僕の実感です。自分のウェアがあると、ゲレンデに行くモチベーションも段違いに上がります。
ここで大事なのが、「買う順番」と「お金のかけどころ」は別の話だということ。次でその”お金のかけどころ”を説明します。
お金をかけるべきは「3大装備」=ブーツ・板・ウェア
道具は大きく分けて、3大装備(ブーツ・板・ウェア)と、小物(ゴーグル・グローブ・プロテクターなど)に分かれます。お金をしっかりかけるべきは、前者の3つです。
① ブーツ ── 最重要。ここはケチらない
3大装備のなかでも、僕が一番お金をかける価値があると思うのがブーツです。理由はフィット感。ブーツが足に合っていないと、痛くて滑るどころじゃないし、力も板に伝わらず上達も遅れます。サイズと履き心地は、必ず試し履きして選んでください。ここを妥協すると、一日中足が痛くて後悔します。
② 板 ── 用途と体格に合わせる
自分の板があると、上達しやすいし愛着も湧きます。長さ・硬さを、自分の体格とやりたいスタイル(グラトリ寄りか、フリーラン寄りか)に合わせて選ぶのがポイント。安さだけで選ぶと、乗りにくくて逆に上達を邪魔することもあります。
③ ウェア ── 機能をケチると一日が台無し
これは僕の失敗談でもあります。昔、安さだけでウェアを選んだら、防水・防寒が足りなくて、一日中寒くて濡れて最悪でした。ウェアは見た目も大事だけど、まず防水・防寒などの機能を確認してから。
とくにズボン(パンツ)の防水は本当に大事です。スノボって、ビンディングを付けるときに雪の上に座ったり膝をついたりする時間が長いんですよね。ここでズボンの防水が弱いと、お尻からじわっと濡れて、一日中冷たくて集中できません。上着の防水を気にする人は多いけど、意外と見落としがちなのがズボン。ここは妥協しないほうがいいです。大人っぽく機能的な一着を選べば、長く使えます。
(それぞれの具体的な選び方は、板・ブーツ・ウェアの専用記事でくわしく解説します)
小物は安くていい ── でもプロテクターだけは必ず
ゴーグル、グローブ、プロテクターなどの小物は、最初は安いものでOKです。ここにいきなり大金をかける必要はありません。
ただし、プロテクター(ケツパッド・手首ガードなど)だけは、安くてもいいので必ず付けてください。とくにケツパッドは本当にあった方がいい。というのも、僕はこれまで尾てい骨を骨折した初心者を何人も見てきました。スノボは初心者ほど、後ろに「ドスン」と尻もちをつく形で転びやすい。尾てい骨をまともに打つと、骨折までいかなくても数週間座るのがつらいレベルの痛みになります。数千円のケツパッドで、その痛い思いとケガをかなり防げるので、ここをケチる意味はないです。手首ガードも同じ理由で、付けておくと安心です。
ちなみに、選ぶならこういう安価なケツパッドで十分です。2,000〜3,000円くらいで、尻・腰・ももまでまとめて守れるシェルパンツタイプ。レビューも多くて、初心者から選ばれている定番です。マイ道具はまだ、というレンタル派の人も、これだけは持っておくと安心して滑れます。
ゴーグルは「曇り」に悩みがちなので選び方にコツがありますが、それも別記事で。まずはプロテクターは付ける、これだけ覚えておいてください。
予算の目安と、揃える順番
ざっくりした予算感はこのくらい:
- レンタル:1回 約4,000〜6,000円
- 新品で一式:だいたい8〜15万円くらい(ピンキリ)
- 中古・型落ち・オフシーズンのセールを使えば、半額以下に抑えることも十分可能
一気に全部そろえるとまとまった出費になるので、続けると決めたら、優先順位をつけて少しずつでOK。僕のおすすめの順番はこうです。
1. ウェア(満足度が一番上がる。レンタルが微妙)
2. ブーツ(フィット重視。ここにお金をかける)
3. 板(自分のスタイルが見えてきたら)
4. 小物(ゴーグル・グローブ。プロテクターだけは早めに)
道具はどこで買う?
ネットでそろえるなら、楽天やAmazonのほかに、スノーボード用品を幅広く扱う専門ショップのオンラインストアも便利です。板・ブーツ・ウェアから小物まで一式そろうので、「まとめて見たい」「品揃えの多いところから選びたい」という人はチェックしてみてください。
選び方のコツとして、板・ウェア・小物は通販で十分そろえられます。実物を見なくても、サイズ表やレビューを見れば大きく外しません。唯一、ブーツだけはフィットが命なので、近くに専門店があるなら一度試し履きしてみるのが理想です。
とはいえ、周りにスノボ専門店がない人も多いですよね。その場合でも、サイズ交換や返品に対応しているショップを選べば、通販でも安心して買えます。上で紹介したような専門ショップはサイズ展開やレビューも豊富なので、サイズ感を確認しながら選べば失敗は避けられます。
まとめ
社会人のスノボ道具の揃え方、要点はこれだけ:
- 最初は全部レンタルでOK。「続ける」と決めたら揃え始める
- 最初に自分用で買うならウェアから(満足度・レンタルの微妙さ)
- お金をかけるのは3大装備=ブーツ・板・ウェア。とくにブーツはフィット命でケチらない
- 小物は安くていい。ただしプロテクターだけは必ず付ける(尻・手首を守る)
- 予算は新品一式で8〜15万が目安。中古・セールで賢く抑えられる
道具が自分のものになると、スノボは一気に楽しくなります。まずは今シーズンの自分の頻度を見て、続けそうなら順番に揃えていきましょう。次は、それぞれの道具の選び方を一緒に見ていきます。
── Riv

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