先に結論から言います。スノボゴーグルの曇りは、「ダブルレンズを選ぶ」だけで、ほぼ解決します。
僕はスノボを10年やっていて、ゴーグルの曇りには本当に悩まされてきました。曇って前が見えないと、滑るどころか危ないし、テンションもだだ下がり。いろいろ試した結果、行き着いた答えが「とにかくダブルレンズにする」でした。この記事では、なぜ曇るのか、どう対策するのか、そして選び方を、実体験ベースで話します。
そもそも、なぜゴーグルは曇るのか
ゴーグルが曇る一番の原因は、顔の熱・汗と、外気の温度差です。
滑っていると、顔まわりは体温や汗でぬくもって湿気ます。一方、ゲレンデの外気は冷たい。この温度差でレンズの内側が結露する——これが曇りの正体です。窓ガラスが冬に曇るのと同じ理屈ですね。
とくに曇りやすいのが、リフトで止まっているときや、顔に熱がこもったとき。動いているときは多少換気されますが、止まると一気に曇ることがあります。
一番効いた対策 ── 「ダブルレンズ」にする
で、いろいろ対策を試したなかで、圧倒的に効いたのがダブルレンズのゴーグルにすることでした。
ダブルレンズというのは、その名の通りレンズが二重構造になっているもの。この2枚のレンズの間の空気層が断熱層になって、レンズ内側が外気で冷やされにくくなります。結果として、結露=曇りが起きにくい。
シングルレンズ(1枚)のゴーグルは安いんですが、断熱層がないぶん、どうしても曇りやすい。「曇りに悩みたくないなら、初心者でもダブルレンズ一択」というのが、10年やった僕の結論です。ここをケチると、結局あとで買い直すことになります(僕がそうでした)。
やりがちなNG ── 曇ったからと「内側を拭く」
もう一つだけ。曇ったときにゴーグルの内側を拭くのは、基本NGです。
というのも、レンズの内側には曇り止めのコーティングがされていることが多く、これを拭くとコートが剥げて、逆に曇りやすくなるからです。曇ってしまったら、拭かずに、滑っている間に自然に晴れるのを待つのが正解。あとは、鼻まわりやニット帽でゴーグルの通気口(ベンチレーション)を塞がないようにすると、換気されて曇りにくくなります。
ゴーグルの選び方 ── 見るべき4つ
曇り対策も踏まえて、ゴーグル選びで見るべきポイントは4つです。
- ① ダブルレンズかどうか(必須):これが一番大事。曇りにくさが段違い
- ② 視界の広さ:レンズが大きく視界が広いほうが、安全だし開放感がある
- ③ メガネ対応(OTG):メガネの人は「OTG(Over The Glass)」対応かを必ず確認。これじゃないとメガネの上から掛けられません
- ④(おまけ)レンズの色・ミラー系:晴れ・曇り・ナイターで見やすさが変わります。あと、ミラーレンズは鏡がわりにもなるし、正直ちょっとかっこいい(笑)。ここは好みでどうぞ
とくに①のダブルレンズだけは、絶対に外さないでください。
ダブルレンズなら、正直そこまで高くないモデルでも曇り対策は十分効きます。そのうえで「せっかくなら良いものを長く使いたい」という人に、しっかりしたモデルを2つ挙げておきます(どちらもこの価格帯なのでダブルレンズ構造で、曇りにも強いです)。
まず、国産の DICE(ダイス)。このBANKは 調光レンズ といって、明るさに応じてレンズの色が自動で変わるので、晴れ・曇り・ナイターでレンズを替えなくていいのがラク。天候を選ばず1つで通せるのが便利です。
もうひとつは、定番の OAKLEY(オークリー)。Prizmレンズで地形やギャップのコントラストが見やすくなり、視界がクリアです。ミラー系で見た目もかっこいい(例の“鏡がわり”ですね(笑))。ブランドの安心感もあって、”憧れの1つ”として長く付き合えます。
もちろん、まずは手頃なダブルレンズから入るのも全然アリ。大事なのは値段より「ダブルレンズかどうか」です。
やりがちな失敗 ── 「安さ」で選んで曇る
最後に、僕の失敗談を。昔、安さだけでゴーグルを選んだら、シングルレンズで曇りまくって、滑っている最中に前が見えなくなって危ない思いをしました。
ゴーグルは、板やブーツに比べると値段が安い装備なので、つい適当に選びがち。でも、曇ると滑り自体が成立しなくなるので、ここは「ダブルレンズかどうか」だけは妥協しないでほしいです。数千円の差で、一日の快適さと安全が変わります。
まとめ
スノボゴーグルの曇り対策と選び方、要点はこれだけ:
- 曇る原因:顔の熱・汗と外気の温度差でレンズ内側が結露する
- 一番の対策:ダブルレンズを選ぶ。断熱層で曇りにくい
- NG:曇っても内側を拭かない(コートが剥げて逆効果)
- 選び方:①ダブルレンズ必須 ②視界の広さ ③メガネ勢はOTG ④ミラー系はお好みで
- 失敗回避:安さでシングルを選ばない
ゴーグルは「曇らない」だけで、滑りの快適さも安全性もまるで違います。まずはダブルレンズから。道具全体の揃え方は「社会人スノーボーダーの道具の揃え方」にまとめているので、そちらも合わせてどうぞ。
── Riv

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