先に結論です。30代からスノボを始めるのは、遅くありません。 大人には大人の不利な点がありますが、それを埋められる強みもちゃんとあります。
最初に正直に言っておくと、僕自身は10代でスノボを始めました。30代からスタートした経験はありません。ただ、10年滑ってきて、20代で始めた大人の初心者に教える機会はたくさんありました。最近は教えてばかりで、自分が満足に滑れていないくらいです(笑)。この記事では、そこで見てきた「大人の初心者がつまずくところ」と「大人だからこそ有利なところ」を、正直に話します。
大人の初心者がつまずくのは、この3つ
教えていて、大人の初心者がつまずくポイントはだいたい決まっています。
① 恐怖心・スピード
一番多いのがこれです。スピードが出ると怖くなって、腰が引ける。腰が引けると板が言うことを聞かなくなって、また転ぶ。この繰り返しで心が折れそうになる人が多いです。
② 転び方・起き方
初心者のうちは、とにかく転びます。転び方が分からないと痛いし、起き上がるだけで体力を使い果たしてしまう。地味ですが、ここで疲れ切ってしまう人は本当に多いです。
③ リフト
意外とみんな怖がるのがリフトの乗り降りです。片足に板をつけたまま乗って、降りるときに滑り出す。慣れれば何でもないんですが、最初は緊張しますよね。
この3つは、年齢に関係なく初心者みんなが通る道です。30代だから特別に難しい、というものではありません。
正直、大人だから不利なところもある
とはいえ、教えていて「大人だから不利だな」と感じることも2つあります。
① 怪我を怖がる
社会人は、怪我をすると仕事に響きます。だから、どうしても慎重になる。それ自体は正しいんですが、怖がるほど腰が引けて、かえって転びやすくなるという悪循環もあります。
② 行ける回数が少ない
学生と違って、休みが限られています。1シーズンに何回も行けないので、上達のペースがどうしてもゆっくりになる。前回の感覚を忘れたころに次の1回が来る、ということも多いです。
でも、大人には大人の強みがある
ここからが大事なところです。大人には、10代にはない強みが2つあります。
① お金がある
これが一番大きいです。プロテクターや自分に合った道具をそろえられるし、レッスンを受けることも、泊まりで行くこともできる。不利な点は、お金でかなり埋められます。
② 動画で予習できる
大人は「考えて練習する」ことができます。行く前に動画で滑り方を見てイメージを作っておくと、実際に滑ったときの吸収が全然違います。これは僕自身も上達するときにやっていたことで、大人の初心者にも一番すすめていることです。
大人の不利を、強みで埋める方法
「怪我が怖い」「回数が少ない」という大人の不利は、さっきの強みでこう埋められます。
- 怪我が怖い → プロテクターで守る、転び方から覚える
お尻や膝のプロテクターをつけるだけで、転ぶのがだいぶ怖くなくなります。そして最初に覚えるべきは、滑り方より安全な転び方と起き方。安全に転べると恐怖心が減って、上達が早くなります。プロテクターの選び方は「スノボのグローブとプロテクターのおすすめ」にまとめています。
- 回数が少ない → 1回を濃くする
行く前に動画で予習しておく。リフトに乗っている間に、上手い人の滑りを観察する。少ない回数でも、1回あたりの吸収を増やせば上達は早くなります。泊まりで行けば2日続けて滑れるので、感覚を忘れる前に体に覚えさせられます。泊まりの手配は「社会人の泊まりスノボ」、日帰りで安く回数を稼ぐなら「社会人の日帰りスノボはバスツアーが一番ラク」もどうぞ。
- リフトが怖い → 最初は緩い斜面のリフトから
初心者向けのコースが充実したゲレンデを選んで、まずは緩い斜面のリフトで乗り降りに慣れるのがおすすめです。ゲレンデ選びは「都心から日帰りできるおすすめゲレンデ5選」が参考になると思います。
上達の順番(転び方→木の葉→ターン→連続ターン)は「社会人から始めるスノボ上達ロードマップ」に、何回くらいで滑れるようになるかの目安は「大人がスノボを始めて何回で滑れるようになる?」に書いています。
まとめ
30代からスノボを始めるのは遅いか、要点はこれです。
- 30代からでも遅くない。初心者がつまずくところは、年齢に関係なくみんな同じ
- つまずきやすいのは「恐怖心・スピード」「転び方・起き方」「リフト」の3つ
- 大人の不利は「怪我を怖がる」「行ける回数が少ない」こと
- でも大人には「お金」と「動画で予習できる」強みがある。不利はこれで埋められる
- プロテクター+転び方から覚える、動画予習で1回を濃くするのが大人の上達のコツ
「もう30代だし…」と迷っているなら、まずは1回、プロテクターをつけて行ってみてください。大人のスノボは、お金と頭を使える分、思っているよりずっと楽しいです。道具をそろえるなら「社会人スノーボーダーの道具の揃え方」から読むのがおすすめです。
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── Riv

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