先に結論から言います。スノボは、「転び方 → 木の葉 → ターン → 連続ターン」の順で練習すれば、数回通うだけで基本のターンはできるようになります。そして——大人から始めても、まったく遅くありません。
僕は社会人になってからスノボを続けて10年。この記事では、初めての人が「最短で”滑れる”に到達する」ための上達の順番と、僕が実際にやってきたコツを、ロードマップとしてまとめます。何から手をつければいいか分からない人の、地図になれば。
その前に:行く前に「動画で研究」しておく
滑り始める前に、ひとつやっておくと差がつくことがあります。それは、行く前にYouTubeなどの動画で滑りを研究しておくこと。
「転び方」「木の葉滑り」「ターンのやり方」——このあたりを、動画で一度イメージしておくだけで、実際にゲレンデでの吸収スピードが全然違います。ぶっつけ本番より、頭の中に”お手本”がある状態で行くほうが、圧倒的に上達が早い。僕自身、これはずっとやっています。
ステップ0:まず「転び方・起き方」を覚える
いきなり滑る前に、最初に覚えてほしいのが「転び方」と「起き方」です。地味ですが、ここが一番大事だと思っています。
なぜかというと、安全に転べるようになると、恐怖心がぐっと減るから。スノボは絶対に転びます。でも「転んでも大丈夫」と分かっていれば、思い切ってチャレンジできる。逆に、転ぶのが怖いと体が固まって、かえって危ないし上達もしません。手をついて手首を痛めない転び方、雪の上での起き上がり方——ここから入るのが、遠回りに見えて近道です。
ステップ1:木の葉滑り(横滑りで止まれるようになる)
次が「木の葉滑り」。板を横向きにして、ゆっくり横滑りしながら、止まったり方向を変えたりする練習です。木の葉が落ちるようにジグザグ降りるので、この名前がついています。
ここで「自分でスピードをコントロールして止まれる」感覚をつかむと、一気に安心感が出ます。まずはこれで、緩い斜面を自分のペースで降りられるようになりましょう。
ステップ2:ターン(ここが最初の山)
木の葉に慣れたら、いよいよ「ターン」。板の向きを変えて、左右に曲がる動きです。ここが初心者にとって、最初の大きな壁になります。
正直に言うと、苦手な向きのターンだけどうしてもできない、というのはあるあるです(僕もそうでした)。片方は曲がれるのに、もう片方が怖い・うまくいかない。でも、これはみんなが通る道。何度もトライしているうちに、ある日ふっとできるようになります。焦らず、両方向を練習してください。
ステップ3:連続ターンで「一通り滑れる」
左右のターンがつながって「連続ターン」ができるようになれば、もう”滑れる”状態です。ゲレンデを自分でコントロールしながら降りてこられる。ここまで来ると、スノボが一気に楽しくなります。
僕の実感では、数回通えば、この基本の連続ターンはできるようになりました。「何回で滑れるようになるの?」という具体的な話は、「大人がスノボを始めて何回で滑れるようになる?」でレベル別にまとめているので、そちらもどうぞ。
最短で上達する3つのコツ
ロードマップを踏まえて、僕が「これは効いた」と思うコツを3つ。
- ① 行く前に動画で予習:イメージがある状態で行くと吸収が速い(前述)
- ② リフトの上から上手い人を観察する:これ、地味におすすめ。僕はリフトに乗ってる間、ずっと上手い人の滑りを見て、動きを”目で盗んで”いました。休憩しながら学べるので効率がいい
- ③ とにかく回数を行く:結局、体が覚えるまでの回数がものを言います。1回で完璧を目指さず、「数回かけて上達する」つもりで
つまずきやすいポイント(先に知っておくと楽)
最後に、多くの人がつまずく壁を先に共有しておきます。知っておくだけで、心の準備ができます。
- 恐怖心・スピードが怖い:最初はみんなそう。転び方を覚えて「転んでも平気」にすると和らぐ
- 苦手な向きのターン:片方だけできない時期は必ずある。反復あるのみ
- リフトの乗り降り:実は最初、これが一番怖かったりします(笑)。降り場でこけがち。でもすぐ慣れます
まとめ
社会人から始めるスノボ、上達の道筋はこれ:
- 順番:動画で予習 → 転び方 → 木の葉 → ターン → 連続ターン
- 数回通えば基本のターンはできる。大人からでも遅くない
- 最短のコツ:①動画で予習 ②リフトで上手い人を観察 ③回数を行く
- 壁:恐怖心・苦手な向きのターン・リフトの乗り降り。全部みんなが通る道
まずは一度、ゲレンデに行ってみるのが一番の上達法です。どこに行くか迷ったら「都心から日帰りできるおすすめゲレンデ5選」を、道具の揃え方は「社会人スノーボーダーの道具の揃え方」を参考にどうぞ。あなたのスノボデビューが、いい一日になりますように。
── Riv

コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 大事なのは運動神経より、恐怖心をどう減らすか。転ぶのが怖くて体が固まると、逆に上達しません。だから、上達ロードマップでも書いたように、まず”転び方・起き方”を覚えて「転んでも平気」にするのが、大人が最短で滑れるようになるコツです。 […]
[…] 一緒に行く人がいなくても、スノボは楽しめます。むしろ”自分のための一日”として、一度ソロスノボに出かけてみてください。上達の道筋は「社会人から始めるスノボ上達ロードマップ」、道具は「社会人スノーボーダーの道具の揃え方」も合わせてどうぞ。 […]