「今日もジムに行けなかった……」と罪悪感を抱えているあなたへ、はっきり言います。行く気が出ないのは、意志が弱いからじゃありません。全員そうです。
キックボクシングを8年続けている私も、仕事終わりのジムがしんどくない日なんてほぼありません。でも続けてきた理由はひとつ——「行くまでは億劫でも、行ったら不思議とやる気が出てくる」という事実を知っているからです。
この記事では、気合でも根性でもなく「仕組みと発想の転換」で仕事とキックボクシングを両立してきた、私のリアルな工夫を3つお話しします。「月会費もったいないのに行けない地獄」の話も、正直に書きました。
「仕事終わりがきつい」は全員そう。でも行ったら不思議とやる気は出る
まず、これだけは言わせてください。
仕事終わりにジムへ行く気力が湧かないのは、あなたが特別にダメなわけじゃない。
むしろそれが普通です。8年やっていても、私は週1回のジムの日に「今日は帰ってNetflixでいいかな……」と思わない日がほぼありません(笑)。
でも、経験則として「行くまでがめんどくさいだけで、行ったら意外とやる気が出てくる」という現象があります。これ、本当です。
着替えて、電車に乗って、ジムに着いてグローブをつける。そこまで来ると、体がエンジンかかってくるんですよね。帰り際には「来てよかった」と思っている自分がいる。毎回そのパターンを繰り返しています。
心理学的に言えば「やる気は行動の後からついてくる」という話なんですが、そんな小難しい話より、体で覚えたほうが早い。
大事なのは「気分が乗ってから行こう」をやめること。
乗らなくていい。とりあえず着替えるだけでいい。着替えたら、なんとなくジムに向かっている自分がいます。それで十分です。
ハードルを下げる工夫①:ご褒美を先に決めてしまう
「今日ジムに行ったら〇〇を食べる」と決めてから、家を出るようにしています。
私の定番はラーメンです。仕事終わり→ジム→ラーメン、という流れが定着してからは、「ラーメンを食べに行くついでにジムに寄る」くらいの感覚で行けるようになりました。順番が逆になった感じ(笑)。
「ジムに行く」を目的にするとハードルが上がります。でも「ご褒美を手に入れるためにジムを通過する」と捉えると、不思議と足が動く。
ご褒美は食事以外でも何でもいいです。
- 好きなカフェでコーヒーを飲む(ジムの後のご褒美時間として確保)
- 欲しかったウェアをジムの帰りに見に行く
- 帰ってからだけ見ていいドラマの続きを解禁する
カロリーやお金のこと、「ジムで消費したのに食べたら意味ないじゃん」って気になる人もいるかもしれません。正直に言うと、ラーメン食べたらたぶんトントンか若干プラスです(笑)。でも私はそれで8年続いているので、「ジムに行き続けるための投資」だと割り切っています。
続かなくなる方がよほど意味がない。「ご褒美込みで続く」のほうが、「ストイックに頑張って辞める」より100倍価値があると思っています。
ハードルを下げる工夫②:前日に仕事を前倒しして「定時逃げ切り」を仕込む
「残業があるからジムに行けない」——これ、わかります。でも少し発想を変えています。
ジムに行く曜日を固定して、その前日に仕事を意図的に前倒しする。
たとえば毎週水曜をジムの日と決めたら、火曜日の仕事はいつもより少しだけ前倒しで進める。水曜日に持ち越しそうなタスクを火曜のうちに片付けておく。そうすると水曜日に「今日は定時で上がれる状態」を意図的に作れます。
気合で「今日は残業しない!」と決めるより、仕組みで定時退社できる状況を事前につくるほうが現実的です。これをやるようになってから、かなり行ける頻度が上がりました。
ジムの日をカレンダーにも入れておくと効果的です。「この日はジムがあるから、この業務は前日までに終わらせる」という逆算思考が自然とできるようになります。
残業が読めない職種はどうする?
「営業で急な対応が入る」「シフト制で平日の予定が立てにくい」という人もいると思います。
そういう場合は素直に土日にジムの曜日をずらすのが合理的だと思います。「平日に行かないと意味がない」なんてルールはどこにもないので。
土曜の午前中にジムに行って、昼はご褒美ランチ。これも立派な両立スタイルです。仕事の波に合わせて、ジムの日程を柔軟に動かせる設計にしておくのが長続きのコツだと感じています。
【失敗談とお金の話】罪悪感で足が遠のいた、引越し先での2年間
正直に話します。引越しで移り住んだ先で通っていたジムでは、行けない日が続いてどんどん足が遠のいた時期がありました。
そのジムは通勤路にあって、利便性で選んだんです。でも通ううちに、2つの「しんどさ」が重なってきました。ひとつは雰囲気。礼儀や上下関係をかなり重んじる体育会系のジムで、職場で十分気を使っている社会人の趣味としては、どうにも気が重い。もうひとつはお金で、月会費が高めだったぶん、行けない日が続くと「月会費もったいない→行かなきゃ→でも疲れてる→罪悪感→さらに行きにくい」という負のループにはまっていきました。
雰囲気が合わないと、それだけで足が重くなる。そこに高い月会費が乗ると、行けない日のプレッシャーが余計に大きくなる。この2つが噛み合って、いつの間にかキックボクシングが「しんどいもの」になっていました。
今考えると、続けるための設計が全然できていなかったんですよね。利便性だけで選んで、「自分が気楽に通えるか」をまったく見ていなかった。
そこで学んだのが「最悪行けなくても悲しくならない金額」かつ「気を使わずにいられる雰囲気」のジムを選ぶという考え方です。
月会費が高いジム=いいジムとは限らないし、指導がしっかりした立派なジム=自分に合うジムとも限りません。自分の通い方と性格に合ったジムを選ぶことが、長続きの重要な条件でした。
その後、地元に戻ったタイミングで、干渉が少なく自分のトレーニングに集中できるジムに移ったら、続き方が本当に変わりました。「行けない月があっても、まあいいか」と思える環境って、想像以上に大事です。
そして何より「無理なもんは無理!」くらいのメンタルで気楽に構えることが大事。自分を追い込んで「絶対週3行く」と決めると、守れない日に必要以上に落ち込む。行けたらラッキー、くらいの温度感で長く続けるほうが、結果的にずっと多くジムに行けています。
どうしても行けない日は家トレでOK。罪悪感より代替案
「今日は本当に無理」という日は、ジムに行かなくていいです。
私がやっているのは、家での簡単な代替メニューです。
- シャドーボクシング 3分×3ラウンド(キックボクシングの動きを素振りするだけ)
- 体幹トレーニング(プランク・腹筋)を10〜15分
- 縄跳び(スペースがあれば)
これだけで「今日もなんかやった感」が得られます。完璧にジムの代替にはならないけれど、ゼロにしないことで継続の感覚を維持できるのが大きい。
「家でシャドーやったんだから来週はジムに行こう」と自然に思えます。罪悪感を持つより、できる範囲で動く方が気持ちが楽です。
まとめ:「行けるハードルを下げる」ことが、8年続けた唯一の答え
- 「行く気がないのは意志が弱いから」ではない。全員そう。
- 行動が先、やる気は後。とりあえず着替えてみるだけでいい。
- ご褒美(食事・カフェなど)を先に設定すると、ジムのハードルが下がる。
- ジムの日を曜日固定にして、前日に仕事を前倒しする。残業が読めないなら土日にずらすのもあり。
- ジムは「行けなくても悲しくない金額」と「気を使わずにいられる雰囲気」で選ぶ。高い・本格的=自分に続くジムとは限らない。
- 行けない日は家でシャドーや筋トレで代替。ゼロにしない。
- 「無理なもんは無理!」くらいの気楽さが、一番長続きする。
今日から何か1つだけ試してみてください。ご褒美を先に決める、前日に仕事を少し前倒しにする、行けなかった日の家トレルーティンを作る——どれか1つでいい。ハードルを下げる仕組みを1個持つだけで、来週のジムへの行きやすさが変わります。
完璧に通えなくてもいい。一緒に、気楽に続けていきましょう。
── Riv

コメント