キックボクシングが続かない理由、8年通った僕が正直に話す【社会人向け】

「入会したのに行かなくなった」は、意志の問題じゃないと思っています。

キックボクシングを始めて8年。週1ペースでコツコツ続けてきた僕が言えることは、「週1でも3年続けた人が、3ヶ月本気でやって辞めた人より強い」 ということです。地元のジムに5年、引越し先に2年、そして地元に戻って現在。途中でジムが合わなくて消化試合みたいな時期もあったし、月謝を払いながら全然行けない月もありました。

それでも続いた理由と、続かなかった理由を、今日は正直に書こうと思います。


目次

キックボクシングが続かない理由は「仕事疲れ」だけじゃなかった

続かない理由を聞かれたら、まず「仕事が忙しくて」と答えると思います。実際それは本当のことで、僕もプロジェクトが佳境に入った時期はジムのことが頭から完全に消えていました。

ただ、8年続けてきて気づいたのは、仕事の忙しさはトリガーでしかなくて、本当の問題は「仕組み」にあったということ。

モチベが落ちる仕事の波は、誰にでも来る

デスクワーカーなら分かると思うんですが、仕事の負荷って波があります。楽な週もあれば、終電続きで脳みそが溶けそうな週もある。問題は後者の週に「今日はきつい、明日行こう」が積み重なって、気づいたら3週間空いている、というパターンです。

これ、意志が弱いんじゃなくて構造の問題だと思っています。仕事が忙しい人間が、疲れ切った平日夜に「行くか行かないか」を毎回判断するのは、そもそも無理がある。その判断のタイミングを仕組みで消してしまうことが、唯一の解決策でした。

「いつでも行ける」が、実は一番続かない

これは僕の実際の失敗談なんですが、最初にフルタイム制(月額払えばいつ来てもOK)のジムに入ったとき、「自由に来れるから続く」と思っていたんですよね。

完全に逆でした。

「今日行けなくても明日行ける」「今週ダメでも来週でいい」が毎回起きて、結果として「いつでも行ける日」が永遠に来ないという状況になる。自由度が高いほど、「今日じゃなくていいか」の言い訳が無限に生まれるんです。


続けるために効いた、たった一つのルール

試行錯誤して行き着いたのは、拍子抜けするくらいシンプルなことでした。

「水曜はジムの日」と決めたら、考えなくなった

曜日を固定する。それだけです。

「この曜日はジムに行く日」と決めてしまうと、不思議なことに「行くか行かないか」という判断が消えます。歯を磨くかどうか毎日悩まないのと同じで、「水曜=ジム」が当たり前になると、よほどの理由がない限り自動的に体が動くようになりました。

逆に言うと、それまでは毎回「今日の疲れ度合い」「明日の予定」「天気」を総合判断して行くかどうか決めていたわけで、そりゃ疲れているときは行かない判断になるよなと。

週1でいい、と決めたのも大きかったです。「今週行けなかったから来週2回行こう」ではなく、「週1をとにかく守る」だけ。シンプルにしたら、続きました。


【失敗談・お金の話】月謝がもったいなかった週のこと、正直に書く

綺麗な話ばかり書いてもしょうがないので、ここは正直に。

曜日を固定しても、行けない週はあります。出張、残業地獄、体調不良、あと単純に「なんか気分じゃない週」(笑)。そういう週に月謝のことを考えると、じわじわ罪悪感が来るんですよね。「今月3回しか行けてないのに月謝払ってる…」という。

ここで2つのことを学びました。

ひとつは、月謝を「行った分の対価」ではなく「通い続ける権利を維持するための固定費」として割り切ること。サブスクと同じ考え方です。使わなかった月があっても、辞めなければそこで積み上げたものは消えない。

もうひとつは、行けない週に「今月はもったいないから来月からちゃんと行こう」と思い始めたら危険サインだということ。これ、「来月から」が永遠に来ないやつです。行けない週があっても「来週また行けばいい」で完結させる。それだけで、8年でも続きました。


続く・辞めるは「ジムとの相性」で8割決まる

ここは声を大にして言いたいんですが、「続かない原因はジムとの相性にある」ことが、かなり多いと思っています。

引越しをして、新しい土地でジムを探したとき、通勤路にあって利便性が良かったジムに入りました。2年通いましたが、今思うと「なんとなく気が重くて行きたくない」という感覚が後半ずっとありました。

後から振り返るとその原因は明確で、体育会系の文化が合わなかったんです。

体育会系ジムが合わなかった話

そのジムは、礼儀・挨拶・上下関係をかなり大切にしていました。指導もしっかりしていて、「ちゃんとしたキックボクシングを学びたい人」には本当に良いジムだと思います。子供の習い事なら、むしろそういうところの方が良かったりもするんですよね。礼節が身につく。

ただ、社会人になってから趣味でやってる僕には、「また上下関係か…」という感覚がありました。職場でもう十分やってるから、オフの時間まで気を使いたくないというのが本音で。悪いジムじゃない、合わなかっただけ。でもこの2年間、あの「気の重さ」が続かない原因のひとつだったのは間違いないです。

干渉が少なく、トレーニング重視のジムに戻ったら変わった

地元に戻ってから通っているジムは、雰囲気が全然違います。みんな基本的に自分のトレーニングに集中していて、干渉が少ない。「エンジョイ勢」と「わりと本気勢」が混在していて、どちらも尊重されている空気感がある。

入会した時点で「ここなら続けられる」と感じたんですが、その直感は今のところ正しかったです。

ジムを選ぶとき、多くの人は「場所」「料金」「設備」を見ます。でも「自分がここに3年通えるか?」という空気感の確認が、実は一番大事だと今は思っています。


まとめ

  • 続かない原因は意志の弱さじゃない。仕組みの問題がほとんど。
  • 「いつでも行ける」フルタイム制は、逆に続かなくなる罠になりやすい。
  • 曜日を固定して「判断する機会」をなくすのが、継続の一番のコツ。
  • 行けない週があっても「来週また行けばいい」だけで完結させる。月謝は継続の固定費と割り切る。
  • 続く・辞めるの8割はジムの相性。体育会系が合う人も合わない人もいる。自分が3年通えそうなジムかどうか、見学で確かめてほしい。
  • 週3の猛練習より、週1の8年継続の方が絶対に強くなる。

ジム選びで迷っている方へ。まず「自分が3年通えそうなジム」を1件だけ見学してみてください。料金や設備より先に、「この空気感の中に自分はいられるか」を確かめること。それだけで、続く確率がかなり変わります。

── Riv

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